お花の色を合わせていくとき、意識していることがあります。
・色の彩度
・色の温度
・色の対比
実際にあわせてみた時の印象が一番ですが、
この三点を少し意識してあげると、ぐっとお花の色合わせがしやすくなると思います。

例えばこのお花。
chicなイメージでお花を合わせていますが、
こんなことを意識して行っています。
このバラは淡い紫ですが、彩度が低く、少しシルバーに似た印象をもっています。
色の温度が低い青みを感じる淡紫です。
このバラを使いたいと思ったときは、彩度が低く、温度が低めのお花を合わせていくようにします。
変化を出すために、この場合は濃淡の対比をもたせています。
彩度とは色の鮮やかさ。発色のいい主張の強い色は彩度の高い色。逆にグレーを混ぜたような、渋い色味は彩度が低い色。
温度が低く感じるのは、青色素を感じるようなシルバーに合いそうな色。温度が高く感じるのは、黄色い色素を感じるようなゴールドに合いそうな色。
対比は、濃淡で表す場合もあれば、色相(色味の違い)で表す場合もあります。赤⇔緑、黄色⇔青や紫といった感じで。
ワントーンで仕上げたい場合は、対比色を入れないこともあります。
ご自身でお花を生けられる際に色合わせで迷われたときには、彩度・温度・対比を意識してみてくださいね(*^_^*)
mimico+ 中村美佳